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2024.04.16
Category ニュースレター

人材不足が進む宝飾業界の中でも、多くの若手人材を育成 習得に10年と言われる宝石ノウハウの習得をわずか半年に短縮

●28名の新卒社員を迎え、さらなる企業規模拡大へ
2024年4月には、新卒社員28名・中途社員10名の合計38名が新たに入社しました。宝飾業界においては、人材不足が問題となっていますが、当社では毎月数名が入社し若手人材の育成をおこなっています。

●習得に10年かかると言われる宝石の価値の見極めを、わずか半年に短縮
宝石の価値を見極め、適正な価格で買い取るノウハウは、習得するまでに10年以上かかると言われています。
しかし当社では、宝石の鑑定・査定において商材の見極め方・仕入れ価格・現在のトレンドまで、独自の研修を細かくおこなっているため、通常は習得に10年以上かかるところを半年にまで短縮し、多くの若手人材育成を可能としています。
新卒社員の研修においては、必要な知識を身に付けるため多岐にわたる研修を半年間おこなっていきます。特に営業の場合、全国の買取店へ訪問・高額商材を扱うことから、対人関係スキルや信頼関係の構築も大切となるため、入社後はまずマナー研修をおこないます。
マナー研修に合わせて、色石・ダイヤモンド・地金などの商材知識を身に付ける研修をおこないますが、大半の社員が業界未経験・知識ゼロの状態で入社するため、「そもそもダイヤモンド・色石とは何か」といった座学から、鑑別道具の使い方、ダイヤグレーティング、色石仕分け、地金の見極め方など…基本的な知識の土台を半年間で固めていきます。
今後、斜陽産業と言われる宝飾業界を再び盛り上げていくためには、若手社員の育成が必要不可欠であり、若手社員が活躍することで、宝飾業界は持続的な成長を遂げることができると言えます。

●かつての職人の世界にあった「背中を見て学べ」ではなく、独自の教育体制を構築
宝石の研磨や加工などは感覚の世界にもなってくるため「背中を見て学べ」という風潮が以前から宝飾業界にはありました。実際に、当社に所属している職人の中にも、入社前にはこの風潮のもとで技術を磨いてきた者もいます。
当社の場合、若手社員の育成のため”ベテラン社員は自分が持っている知識を全てオープンにする”という考えのもと教育をおこなっており、自分で考えることも大切ではありますが、分からないことはベテラン職人に教えてもらう環境が整っています。日本の宝石研磨士に関しては、減少・高齢化が進んでいますが、当社の研磨士は全員20代と、若者の研磨士が所属しています。2023年に新卒で入社した社員も半年間にわたる研修を経て、オパールやアメジストなどカボションカット(宝石の表面がドーム状となっている宝石のこと)を担当しており、いくつもの中古宝石を蘇らせながら、日本の繊細な技術を継承しています。